CYNHN 2nd one man LIVE 「Pray for Blue」 感想レポート

こんにちは。

CYNHNのファンの者です。

 

先日参加いたしました、CYNHN 2nd One Man LIVE「Pray for Blue」について感想などを綴っていこうと思います。雑感です。

 

 

今回のライブは2部制となっており、1部は「演じまCYNHN完全版」の上映会、2部がライブです。

 

 

まずは1部の感想から。

 

これまで3rdシングルから5thシングルにかけて織りなされてきたストーリーなわけですが、まず気になった点で撮影期間中にメンバーの容姿が結構変わってましたね。髪色、髪形はもちろんですが、顔つきなんかもみんなシャープになっていて、時の流れを感じました。

そんな繋ぎの甘さに多少の文化祭感を覚えながらも、一先ずの着地点として大方の予想通り"青い石"に導かれ出会った6人でCYNHNになる、といった結末でした。

これだけ見るとチープな映像作品であったかのようですが、涙腺ガバガバなオタクなので終始鼻をすすり目頭に涙を溜めながら鑑賞していました。ちなみに設定もガバガバだったんですが、己のガバ具合の方が勝っていたため見てる間はそこまで気が回りませんでした。脳死か?

個人的にはBGMで二人の唄のInstが流れ始めたあたりがとても頭を抱えました。また百瀬怜さんが青い石を掴んで歩き出し、その先にいた綾瀬志希さんに「遅いよ、志希。ずっと待ってたんだからね。」というようなセリフを言うシーンでは、現在綾瀬志希さんが活動を休止している状況と相まって非常に顔面がダメになりました。いや本筋関係ないところで泣くな。

他にも撮りおろしシーンが結構多く、寝起きの月雲ねるさん、橋の上で転んでストッキングが破れてしまう月雲ねるさんなどに序盤から畳みかけられました。

また「なんでこれを当時のMVで収録しなかった」大賞は間違いなく綾瀬志希さんの「私はもう、信じる言葉を間違えない」といったようなセリフのシーン。このシーン、明らかにタキサイキアのMV撮影時に収録したであろうシーンなのですが、タキサイキアのMVでは使用されていません。このセリフが抜けていたため、綾瀬志希編だけイマイチ前向きな解決をしない状態でモヤモヤしたままここまでくる羽目になりました。やってくれたな。

ちなみに上映会後は物販で購入した「演じまCYNHN完全版」MEMORIAL BOOKなるものをチラチラと読みました。まぁ中身はメンバーのコメントが軽く載っている程度なのですが、ネタバレ画像が多めだったので上映前に読まなくて本当に良かったです。

1部と2部の間は一度会場を出なければいけない、なんてことなく座席に座ったままでも良かったので、その場で余韻に浸る人も見かけました。

 

 

続いて2部の感想。

 

結論から申し上げますと、想像を遥かに超えてきた完成度のライブでした。

 

CYNHNさん、透過スクリーンを使用した3Dホログラム演出をぶっ込んできました。

オープニング映像は近未来的なゲーム画面のようなものがスクリーンに投影され、崎乃奏音さん、桜坂真愛さん、月雲ねるさん、青柳透さん、百瀬怜さんの順に、一人ひとりセンターに立ち、その度にまさにゲームのキャラ選択画面のようなステータス表示がなされます。ワクワクが止まんねぇ…。(ちなみにステータスは名前、誕生日、瞳の色などが表示されていました)

もちろん今回はライブ出演が叶わなかった綾瀬志希さんも百瀬怜さんに続いてホログラムで登場。6人でCYNHNですからね。

 

そんなオープニングを目の前で繰り広げられ観客のボルテージは一気に上昇。期待が高まる中で1曲目が披露されました。

 

 

wire

 

オイオイオイオイオイ!!!!!

なぁ!!!!!!!!!!!!!

 

気が付いたら頭を振り乱していたし、体が宙を舞っていました。どうして。

今思うとあのクールなオープニングでスタートするんですから、CYNHNの楽曲の中でも重低音が気持ち良い、昨今ありがちなリズムゲームで楽曲タイプを振り分けたら間違いなくクールタイプになるであろうwireに白羽の矢が立つのも頷けます。

ですがオタク、ライブが始まるまでヘラヘラと「正直アルバムのライブみたいなところもあるし、無難にラルゴからかな。」なんて思ってました。早速予想を裏切ってきましたね。ありがとうございます。

wireのステージング中も透過スクリーンで色々と映し出されていたのですが、ちょっと高まりすぎてあんまり覚えていません。フォーメーションが5人仕様になってるなとか、百瀬怜さんが良すぎるとか考えていたら終わってました。

しかし1曲目からまさかシンガロングすることになろうとは。この時すでに百瀬怜さんに煽られたこともあり声帯が悲鳴をあげています。どうして。

 

 

そんな早くも満身創痍の中、次の曲が披露されます。

 

「絶交郷愁」

 

アッ・・・

 

オタクというものは大抵最初のフォーメーションで曲の予想ができる生き物なのですが、まさにこの時も崎乃奏音さんを先頭にボウリングのピンのごとく並んだメンバーを見た瞬間に、一種の死を感じましたね。なんだ、このオタクに鞭を打つようなセトリは。序盤にやるやつじゃないぞ(褒めています)。

この絶交郷愁という曲は、CYNHNの楽曲の中でもオタクのコール、クラップ、ジャンプなど、とにかく激しい人は激しい曲なのです。ちなみに一つ前のwireも人によっては運動量が多いので、多動タイプのオタクは序盤からスタミナ勝負を挑まれていることになります。

かくいう自分もwireでの高まりそのままに絶交郷愁に入ってしまったため、落ちサビで気持ちよくなってから無事にマサイ族の仲間入りを果たしました。どうして。

パフォーマンスに関してはこの曲でメインボーカルを務める崎乃奏音さんが最後に「にっこり笑ってスマイルスマイル」を「にっこり笑って声出せよ」とありえん可愛く煽ってきたのがとても印象に残っています。

 

 

こんな激しい曲を2曲連続でされてオタクはもう初手にしてクライマックスかのような汗の量です。どうして。

しかしまだまだライブは続きます。次の曲のフォーメーションにつき、桜坂真愛さんが振り向いて一言。

「今日は青の世界に浸っていってください。」

 

「空気とインク」

 

まるで別のライブ会場に来たかのように、イントロで一気に空気が変わる曲。

さっきまでアフリカのジャングルにいたかのようなオタクたちが、ひとたび北欧の閑静な街並みに連れてこられたかのように静かに聴き入ります。

CYNHNの歌の軸を担っている桜坂真愛さんの澄んだ歌声がホールに響き渡り、会場を一気に包み込んでいくのを肌で感じながら、CYNHNが織りなす青の世界へとどんどん誘われていくのが分かるひと時。

個人的に、これまで2番サビでハモリに徹していた崎乃奏音さんが、今回綾瀬志希さんのパートを歌うにあたり、代わりにハモリを担当した青柳透さんの良さも光っていました。あとこの歌に限りませんが、主旋律からハモリに切り替わる崎乃奏音さんは本当に天下一品ですね。

 

 

しっとりと青に染まった空間。鳴り響く賞賛の拍手が次の曲のイントロで一気にクラップに変わります。

 

「タキサイキア」

 

軽快なリズムに合わせて鳴り響くクラップで会場が一体となります。この楽曲はクラップだけで十分盛り上がることが出来るというCYNHNきっての盛り上げ隊長的な存在の曲です。

今回はこの曲でメインボーカルを務めている綾瀬志希さんがお休みの中での歌唱ということで、抜けてしまった歌割は主に青柳透さんと百瀬怜さんに振り分けられ披露されました。

この曲が初めて綾瀬志希さん抜きで歌われたTIF3日目、フジさんのヨコステージでは、色々な感情が湧きあがり思わず目頭が熱くなってしまいましたが、今回は爽やかに歌い上げるメンバーに応えるように、綾瀬志希さんに代わって「モンダイナイ」と歌う青柳透さんに「モンダイナイ!」とコーレスすることが出来ました。

ちなみに上記のフジさんのヨコステージに関しては、桜坂真愛さんのインスタでも少し触れられているので、ぜひ見て読んでいただければと思います。

www.instagram.com

 

 

 

オープニングから4曲ノンストップでステージを駆け巡ったメンバーたちも、ここで一度整列してMCコーナーに入りました。

ソールドアウト公演のお礼を伝え、崎乃奏音さんの会場煽りもほどほどに、今回の物販についてなどに触れつつ客席とコミュニケーションを取ります。そんな中、青柳透さんの「折り畳み傘もあるんだよね」発言に他メンバーから「えっ?」「無いでしょ?」「何を言ってるの?」といった反応。ですが今回の物販、折り畳み傘、あります(青柳透さんが正しいです)。この時間違った情報を伝えていなくて良かったと安堵しステージ上で崩れる青柳透さんが大変可愛らしかったです。

実は1部の上映会前、2部のライブ前にCYNHNの公式LINEアカウントにてLINE LIVEが配信されていたのですが、1部の上映会前では崎乃奏音さんと百瀬怜さんがお二人で物販商品の紹介をされていました。が、この時折り畳み傘は紹介されていませんでした…かわいそうな折り畳み傘…干されじゃん…。

(CYNHN公式LINEを友だち登録しておくとLINE LIVE配信の通知や、配信後に可愛い動画が送られてきたりするので、みんな友だち登録をしよう!そしてLINE LIVEのアカウントもフォローすると、毎月1回の一か月振り返り配信やゲリラ配信にすぐ反応できるよ!さらに!月額500円でプレミアム登録をすると、不定期で行われる各メンバーの個人配信や特別な配信も見れちゃう!アーカイブも残っているから今からでも遅くないぞ!)

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しばらくして再びライブパートへ。

ここで珍しく月雲ねるさんがMCを収める姿になんとも新鮮な気持ちになりつつ、流れで曲紹介に入ります。

 

「甘党センセーション」

 

久々の甘党センセーション!女オタはファンミ9thで聞くことが出来たものの、大半の人は6月のタブラチュアリリース期間以来だったのではないでしょうか。

元より曲数が増えてきたこの頃、セトリから外されがちなこちらの楽曲。甘党センセーション干されがち問題。ただ単純に振付で双子ダンスが多用されているため、メンバーが一人欠けた状態でのパフォーマンスが難しいとされ、夏の間はすっかり隠居状態でした。

今回すべての楽曲でフォーメーションが5人仕様に特別に修正されたことで、この曲も干されることなく、隣のオタクと振りコピで指を合わせたりもしつつ楽しむことが出来ました。

落ちサビでの二人ずつの双子ダンスの綾瀬志希さんのパートは百瀬怜さんが担当。それに伴いマイク補助が難しくなったため、いつもはダンスメンバーはマイクを持たずに踊っていたところをマイクを持ってのダンスとなっていました。

こちらの楽曲で見ていて特に可愛いと思ったのは1番の「大好き!」でファンに向かって腕を広げ全身で大好きを表現する桜坂真愛さんと、サビの「愛を」で1人センターポジションに来る百瀬怜さんが今まではしていなかったハートを作るところです。みんないつも可愛いけどこの日はいつも以上に可愛かったですね。

 

 

まだまだ続くポップソングゾーン、続いて披露されたのはこれまた振りコピが楽しいこちらの楽曲。

 

「リンクtoアクセス」

 

CYNHNの仲の良い、MCなどで感じ取れるわちゃわちゃした雰囲気や、メンバーそれぞれの多彩な表情がステージ上でも垣間見れるこちらの楽曲。

お日柄がよろしくないときに歌われると崎乃奏音さんが入りで「お日柄もよろし?」と疑問形になるのですが、この日は台風接近の予報にも関わらず真夏のような日差しと暑さ、おまけにソールドアウト公演で非常にお日柄がよろしい日だったので、大変元気な「お日柄もよろし!」が聞けましたね。

個人的には2番のBメロで1人上手に走って大きく腕を振りながら揺れる百瀬怜さんと、月雲ねるさんの優しい落ちサビが好きな楽曲。この日も堪能させていただきました。あとやっぱり振りコピが楽しい。

 

 

リンクtoアクセスの編曲はフィロソフィーのダンスの音楽プロデュースを手掛けている宮野弦士さん。続いての曲でまさかの2曲連続宮野さん編曲の宮野ゾーンに入ります。

 

「アンフィグラフィティ」

 

アルバム初出のこちらの楽曲。メンバーのいつもとは少し違った甘く、それでいてどこかほろ苦さも感じる歌声と、おもちゃ箱をひっくり返したようなサウンドが魅力的なこの曲。

歌声ももちろんですが、振付がとにかくかわいいんですよね。

サビはこれまた振りコピが出来そうな感じで、どこかピンク・レディーのUFOを彷彿とさせるポーズもあったりするわけですが、AメロもBメロも歌詞や音に合わせたコミカルな振付となっており見どころがめちゃくちゃに多い。困った。

自分は「息止めて」で実際に大きく息を吸って頬を膨らませるように息を止める姿だったり、横に移動する際に腕や足を伸ばしっぱなしで移動したりなどが印象的で好きです。あとは「ちょっとシルキーでヘルシーなハート」で前に駆け寄ってハートを作る(ただし片手はマイクを持っているから作れてない)百瀬怜さんも大変好きです。余談ですが綾瀬志希さんも加わったVerだと「仕上げにいたずらな」で綾瀬志希さんが百瀬怜さんにいたずらをするのもとても好きですね。

歌唱面では音源だとバッチバチに綾瀬志希さんがお強いんですが、今回はお休み。そこを誰よりもカバーしていたのが青柳透さんだと思います。元より声質に近いものがあったので、今回様々な曲で綾瀬志希さん不在の面をカバーしまくっています。ここに至るまでに並々ならぬ努力を感じるのですが、それを決して過程の段階で口に出さないところがかっこいいですよね。今回のワンマンでの青柳透さんのお話は、ぜひ青柳透さんの CHEERZを読んでみてください。

cheerz.cz

そしてまた逆の意味でお強いのが月雲ねるさん。歌声がとても曲に合っているので聴いていてどこよりも心地が良い気がします。あと何故かそんな甘い歌声の月雲ねるさんがラップのようなパートを担当しがちなのが個人的にツボです。

あと特出すべきは百瀬怜さんの落ちサビですかね。物憂げな歌声を表現するのが絶妙に上手い百瀬怜さん。最高です。ありがとうございます。

 

 

コール少な目の曲が続き落ち着いた頃合いに差し込まれるのが次の楽曲。

 

「はりぼて Remix」

 

タワーレコード新宿店でのリリースイベント時にはお馴染みとなりつつあるはりぼてRemix。この曲で前回のギュウ農フェス出演時にオクタゴンスピーカーを使用したことも記憶に新しいですね。こちらの楽曲は従来のはりぼてと違いダンス無し、より歌に重きを置いて披露されます。

さっき散々振付がかわいいだのなんだの語っておいてなんですが、やっぱりCYNHNさんの真骨頂は"歌"なんだなぁと再認識させられます。

特に桜坂真愛さんの芯のある、遠くまで響く歌声はこういったストレートに歌声を感じられる楽曲だとより五臓六腑に染み渡りますね。それでいてまだ伸びしろを感じさせるのが末恐ろしいところです。

 

 

ここでギターの音が流れる中、しばらく登場しなかったワンダースクリーンが再び降りてきて、雨雪のホログラムを映し出します。

 

「雨色ホログラム」

 

音が気持ち良すぎる楽曲さんです。この曲は個人的にはそれこそライブハウスよりホールで聴きたいと思っていた曲だったので、今回ホールで、しかも3Dホログラムという演出も加えた状態でステージを見ることが出来てとても嬉しかったです。

惜しむべきはメインボーカルである月雲ねるさんの優しい歌声が序盤マイクに上手く乗り切っていなかった点なのですが、それを補って余りあるダンスパフォーマンスが良かったです。ライトに照らされてセンターでステップを踏む月雲ねるさんのお姿は、まさに女神か天女かといった神々しさを放っていました。

月雲ねるさんはこのワンマン準備期間中にまさかの自分の生誕イベントも被ってしまうという、おそらくメンバーの中で最も多忙を極めていたのではないかと思います。生誕イベントにももちろん足を運ばせていただきましたが、こちらも素晴らしい完成度でした。「これがneruneruworldか!」といった具合に歌ありダンスあり、衣装替えの転換時にもVTRを用意する周到っぷり。物販も月雲ねるさんの魅力がたっぷり詰まったハイセンスなものばかりで、彼女のセルフプロデュース力の高さをヒシヒシと感じるイベントでした。そんな月雲ねるさんのLINELIVEお誕生日配信がワンマンライブ後に行われました。生誕やワンマンの裏話も少しお話したり、今後の個人目標を掲げたりもしているので、まだ見ていない人はぜひアーカイブを見ましょう。

live.line.me

 

 

 そして暗がりの中、前回のワンマンライブ同様、今回も詩の暗唱パートが入ります。

今回は中原中也の「夏は青い空に……」の一節をメンバーが一人ひとり述べていき、それに合わせて透過スクリーンにも詩が映し出されていきます。

この「夏は青い空に……」の詩が続く曲にどこかリンクしているように思えるのは、製作陣の術中なのでしょうか。

 

 

「Pray for Blue」

 

今回のワンマンライブのタイトルにもなっている「Pray for Blue」。

アルバム、タブラチュアのラストナンバーとして収録されていますが、この日まで披露を引っ張ってきました。満を持しての登場となります。

3Dホログラムで壮大な世界観を作り出し、その世界をより広げるかのように真摯に歌い上げるメンバーたち。自分たちは今、とんでもないものを見させられているのではないかという気持ちにさせられます。

中でもこの日群を抜いて素晴らしかったのが崎乃奏音さん。こちらの楽曲での彼女は「あれ?歌割が若干少ないかな?」と初見では思ってしまったのですが(実際にはそんなことはないはずなのですが、いつも重なる歌声の核として機能するかのごとく多くのパートを歌ってきていたのでそう感じました)、聴き込めば聴き込むほど徹底してハモリに回り、まさに読んで字のごとく縁の下の力持ちとして歌声を支えまくっていたことに驚きました。ですがこの日は、この曲を表で表現力の塊のごとく歌い上げる綾瀬志希さんの役割も担っていたと思います。綾瀬志希さんの落ちサビを崎乃奏音さんが代わりに歌ったのですが、本当に全身が痺れるかのようでした。まさにカタルシス

これは失礼も承知で申し上げるのですが、1年ほど前の崎乃奏音さんですと、こういった効果的な場面での歌唱で、色々と表現しすぎようとして少し酔ってしまいそうになるほど歌の癖が濃い感じだったのですが、段々と諄さが抜けて濃厚だけど後味はスッキリとしており、後に続くパートをより引き立てる絶妙な歌唱だったのではないかと思います。ちょっと語彙が無さすぎて途中でラーメンのレビューでもしてるのかと思いました。ちなみにそんな崎乃奏音さんが今回のワンマンに向けてメンバーの歌の練習を見ていたそうです。本当にすごい。Pray for Blueの練習裏話についてはその崎乃奏音さんがCHEERZで語ってくれています。読みましょう。

cheerz.cz

あと曲の全体を通して月雲ねるさんのハモリも素晴らしかったです。ハモリといえば崎乃奏音さんの十八番みたいなところが無きにしも非ずといった感じですが、月雲ねるさんの高音ハモリはとにかく音量が絶妙なんですよね。彼女の自分を主張しすぎない、6人の中でいるときの己の役割をしっかりと理解した普段からの立ち居振る舞いがステージにも表れているような、そんな"いい塩梅"で主旋律を引き立てています。

当然なんですけど、桜坂真愛さんも、青柳透さんも、百瀬怜さんもめちゃくちゃ素晴らしかったです。

百瀬怜さんの最後の「そう信じて」の厚みを感じるストレートな歌声が大好き。

 

 

ここでメンバーは一度ステージを降り、スクリーンにはたくさんの青いものの画像が映し出されていきます。この画像たちは、今回のワンマンに向け百瀬怜さんが毎日"#CYNHN2ndワンマンまでのカウントダウン"としてツイッターに投稿していた画像たちでした。

期間中100日以上も毎日欠かさず(実際には1日だけ投稿しそびれてしまっていましたが誤差です)青いものの画像を上げ続けるのは、我々が思っている以上に大変だったと思います。

余談ですが、こちらのタグで投稿されている「私から見たCYNHN」という動画が大変に良いので、また見ていない人は見ましょう。

しかしスクリーンに映し出されたそれら画像の青い部分だけが次々と失われ、赤や黄色、緑や灰色などどんどん別の色に置き換わっていきます。

まるで2ndワンマンライブ開催が決定した際にあげられた動画のように。

 一体いつから仕組まれていたのでしょうか。今回のカウントダウンはスタッフさんアイデアとのことでしたが、スタッフはこの演出を見越して百瀬怜さんにアイデアの提供を行ったのでしょうか。もしかしたらLINE LIVEの振り返り配信で語られる…かもしれません。

青が失われていく映像の中に、サブリミナル的に時計の映像も挟まれていました。

そして次第にその時計の針が、2時を目指していることに気が付くのです。

 

 

「2時のパレード」

 

新衣装に身を包み、声を楽器にしたようなどこか幻想的なイントロが流れ出します。

新曲「2時のパレード」のお披露目です。

曲自体はその後MVが公開されたのでしっかりと聴き込み頭に入っているのですが、この日のパフォーマンスはとにかく情報の波が激しく頭がパンクしてしまい零れまくっており、非常に残念な記憶力、といった感じです。かたじけなさ。なんかサビでめちゃくちゃ腕を振り回す振付だったのは覚えてます。

新しい衣装は当然青。青の中でも水色がベースになったワンピースタイプの衣装を、今回も二人ずつペアになるようなデザインとなっていました。個人的には桜坂真愛さんと百瀬怜さんの首元が襟になっているタイプの衣装が一番好きです。スカートの形も前が膝上、後ろが膝下で可愛らしいですね。

とりあえず新曲に関してはYouTubeにあがっているMVを見てください。

www.youtube.com

 

 

 ここで本日2度目のMC。

 新曲や新衣装についてさらりと触れつつ次の曲のフォーメーションにつくメンバー。

歌いだす前に青柳透さんが一言。

「今日来てくれたあなたのために歌います。」

 

「So Young」

 

疾走感あふれるメロディーが心地よく、またどこかクライマックスが近付いているような黄昏を感じさせる1曲。

個人的にSo Youngという曲はめちゃくちゃ好きな曲でして…。いや、CYNHNの楽曲はどれも甲乙つけがたいほど良曲に溢れていて、その時々の状況などによって最適解のような楽曲があったりはするんです。その中でもSo Youngは歌詞のワード数が少ない構成となっているんですが、ただその少ない歌詞に凝縮された表裏のない、変に飾ったりしないストレートな歌詞がスッと無駄なく入ってきて、またそれを決してあっさりと通り過ぎさせたりしない熱のこもったバンドサウンドと、メインボーカルを務める青柳透さんと上手くリンクしていて感情が揺さぶられるんですよね。

ライブだとその揺さぶりをさらに助長するかのように青柳透さんはじめメンバーがドラマチックに歌声を響かせてくるので、「あぁ、この時が永遠だったらいいのになぁ」と目の前で繰り広げられているステージと、今日のここまでのライブを思いながらノスタルジーに浸ってしまいました。

拳を突き上げ会場一体となって音楽を楽しんだ達成感のようなすがすがしい気持ちで終われるところもとても好きです。

 

 

そして息つく間もなくライブはまた加速度を増していきます。

 

「はりぼて」

 

今やすっかりCYNHNの代名詞ともいえる曲となったはりぼて。

しかしながら、「毎回のイベントで披露する」とかではないところがCYNHNの良楽曲の豊富さを物語っているような気がします。どんな良曲であっても人気曲であっても、毎回聴かされたらだんだんうんざりしてきますからね。果たしてはりぼてにうんざり来る日が来るのか?という点はありますが。しかしその辺り、イベントに出る際のCYNHNさんのセトリの組み方は上手いなぁとも感じています。

個人的にははりぼてRemixの存在も結構大きいかもな、とも思っています。

それはさておき、この曲は特に桜坂真愛さんが光っていましたね。歌い出しに最後のフレーズにと、曲における重要なパートを任されているだけでなく、この日はハモリも冴えていました。はりぼてという曲を進化させるうえで、今年に入ってからはメンバー全員が当初のユニゾンにハモリを交えて歌っていたりもするのですが、それだけでなく崎乃奏音さんの主旋律に対して今までハモっていた綾瀬志希さんのパートをしっかりと桜坂真愛さんが務めていて、ハモリが苦手だと言っていた彼女の面影はまったくない、堂々としたステージングだったと思います。

そして大好きな百瀬怜さんによる煽り、最近大好きすぎて煽りをちゃんと聞きたい気持ちと、煽りに応えるべく声を出すぞという気持ちがバトルしていてはりぼてのミョーホン始動が上手くいきません。困った。でもこれは自分だけの問題なのでみなさんは百瀬怜さんに応えてしっかりと声を出していただければと思います。

 

 

続いて本編ラストの曲です。

 

「ラルゴ」

 

アルバムのリード曲なので、ド頭に来るかと思っていましたが、本編のラストを飾っていきました。はりぼてのアンサーソング的な立ち位置のラルゴ。今思うとこの2曲を並べるとすれば、確かにこのセトリ位置が適切だなぁとも感じます。

なんとなく最初はイントロのピアノの音に合わせて弾む後ろのメンバーと一緒に軽く飛んで楽しんでいたのですが、最近はピアノを弾く振りをしている崎乃奏音さんをしっかりと眺めるのがブームなので、この日もしっかりとその演奏姿を網膜に焼き付けさせていただきました。

こちらの楽曲もフォーメーションが序盤から変わっていて、今まで頭を下げていた百瀬怜さんが今回は青柳透さんに頭を下げさせる立場になっていましたね。

しかしライブももう終盤というにも関わらず、まったく疲れを感じさせないパフォーマンスにオタクはもうすでにありがとうという気持ちで胸がいっぱいです。もはや感謝の言葉もないといった感じ。

 

 

本編が終了し、オタクの熱気が冷めぬままに早くも拍手がアンコールを待つクラップに。どこかから「早いよ!」の声が聞こえ、それに対して誰かがゆっくりと速度を変えるようにクラップをして「違うそうじゃない!」といったようなオタクのツッコミが入ります。 

そうこうしているうちにアンコールの声もかかり始め、会場全体で再びステージにCYNHNが上がるのを待ちます。

 

 

そしてメンバーが再度ステージ上に現れ、フォーメーションにつき、イントロが流れます。

 

トゥインクルスター」

 

ここまでのセトリでまだ来ていなかった曲がFINALegendとこのトゥインクルスターのみ(センター曲は除く)だったので、大方の予想は出来ていましたが、改めて初期の曲を磨かれ洗練されたメンバーの歌声で聴くと、なんとも趣深いです。

お休み中の綾瀬志希さんの2番Aメロでの歌唱部分は月雲ねるさんが代わりに歌っていました。この曲はAメロ、Bメロで歌唱中のメンバーの名前をコールするファンが多いのですが、元の歌割では月雲さんは1番2番通して名前を呼んでもらう部分が無かったので、この日限定でファンはねるちゃんコールも入れていきます。

アンコールですがパフォーマンスが衰えることなく、みんな終始笑顔で力強く、自信に満ちた表情でステージを終えました。

ちなみに、アンコールでの衣装は綾瀬志希さんデザインの物販ロングTシャツに黒のボトムスと色は統一されているものの、崎乃奏音さんは太もも部分が少し透けたミニスカート、桜坂真愛さんも同じくミニスカート(透けはありません)、月雲ねるさんが意外にもハーフパンツ、青柳透さんがロングパンツ、百瀬怜さんがロングスカートと、多種多様でみなさん着こなしが上手!となりました。

 

 

この後のMCがまた熱い。

前回、1stワンマンでは百瀬怜さんが代表して「Zepp Tokyoとか、日比谷野音とか、そしていつかは武道館にも」と熱く宣言してくれました。今回もMC担当の百瀬怜さんがみんなを代表して目標を掲げます。それが

 

「2年以内に3000人キャパを埋めます!」

 

です。

今回のワンマン、ここに至るまでに多くの壁に衝突してきたこと、この700人キャパを埋めるのも大変で、前回が即完したことに比べて今回はとても時間がかかってしまったことにも触れ、少し涙声になりながらも、6人の意思を代表して力強く伝えてくれました。

一気に具体的な数字を目の前に、ファンは「いける!」「行こう!」と大きな拍手とともに声援を送ります。

ここで自分は先ほど歌ったトゥインクルスターの歌詞を思い浮かべました。この歌詞が一種の決意表明にも感じ、「だからアンコールがこのトゥインクルスターという曲だったのかもしれない」などと勝手に思いながら、「これからも付いてきてください。よろしくお願いします!」とライトに照らされた彼女たちを見つめつつ、自分も改めて「もっと大きな舞台を目指すCYNHNを、これからも応援し続けよう」と目頭を熱くしながら決心しました。CYNHNが、大好きです。

 

会場のファンにお礼を言いながらステージを去っていく彼女たちを内心(あれ?!アンコール一曲だけ?!)なんて思いながら見送り、ファンも「ダブルアンコールか?」とソワソワしていると舞台上にはスクリーンが。

そして「2時のパレード」のMVが解禁されます。

このMVは上述しましたがYou Tubeにあがっているのでぜひ見てください。最後の方までこのブログを読んでから見ようと思ってた人向けにもう一度貼っておきます。またすでにさっき見た人はついでにもう一回見ておくといいと思います。

www.youtube.com

 

 

長々と綴ってまいりましたが以上が自分のCYNHN 2nd One Man LIVE「Pray for Blue」の感想になります。

お付き合いくださった方々、ありがとうございました。

 

 

最後に、魅力あふれるCYNHNの今後のスケジュールを記載しておきます。

 

10/4(金) LINELIVE "CYNHN「青色教室」~今月のホームルーム~"

 -20:00~配信開始。無料で見られる配信です。

  9月の活動を振り返った内容をメンバーがトーク

  …だけではないかもしれないので、マストで見ましょう。

live.line.me

10/5(土) ギュウ農フェス秋のSP 爆音大収穫祭 road to 2020

 -会場:新木場 STUDIO COAST(メインステージ)

  出演時間:13:15~ 特典会あり(13:50~)

  チケット情報https://eplus.jp/sf/detail/3044170001-P0030001

10/6(日) 「2時のパレード」リリースイベント

 -会場:ららぽーと新三郷 1F スカイガーデン 時間:13:00~

  無料観覧できるライブと特典会があります。

10/12(土) 杏園祭(杏林大学学園祭)

 -会場:杏林大学井の頭キャンパスC棟前ステージ 時間:12:40~

  無料観覧できるライブがあります。特典会の有無はまだ告知されていません。

10/13(日) FM802 30PARTY MINAMI WHEEL 2019

 -会場:心斎橋VARON(大阪) 出演時間:18:30~ 特典会は未定。

  チケット情報:https://minamiwheel.jp/

10/14(祝) 「2時のパレード」リリースイベント

 -会場:大阪某所 時間:未定

  おそらく無料観覧できるライブがあります。詳細を待ちましょう。

10/19(土) INTERSECTION Vol.2

 -会場:恵比寿 CreAto 時間:18:00開場 18:40開演

  チケット情報:https://perfectmusic.zaiko.io/_buy/1l0Y:4wp:8f040

  WILL-O'さんとの対バンです。特典会あり(終演後)

10/20(日) DOGIMAZUN HALOWEEN PARTY OSAKA 2019

 -会場:大阪ミナミ 時間:14:00開演

  チケット情報:http://dogimazun.com/osaka/

10/26(土) iPop Fes Vol.83

 -会場:池袋 サンシャインシティ噴水広場 時間:14:15~

  無料観覧できるライブと特典会があります。

10/28(月) デリッシャス vol.5 ~デザート~

 ー会場:高円寺HIGH 時間:18:00開場 18:30開演

  チケット情報:https://t.livepocket.jp/e/20191028_delicious

  百瀬怜さん単独での出演になります。

11/2(土) 「2時のパレード」リリースイベント

 -会場:ららぽーと横浜 1F セントラルガーデンKiLaLa

  時間:①13:00~ ②15:00~

  無料観覧できるライブと特典会があります。

11/10(日) 百瀬怜バースデーライブ『それまであったものがない状態になる』

 ー会場:青山RizM 時間:17:30開場 18:00開演

  チケット情報:https://t.livepocket.jp/e/20191110_rei

  百瀬怜さんの生誕祭です。ぜひお祝いしに行きましょう。

 

CYNHN LIVE TOUR 2019 -2時のパレード-

11/8(金) 会場:名古屋 ell SIZE 時間:18:30開場 19:00開演

11/22(金) 会場:神戸 太陽と虎 時間:18:00開場 18:30開演

11/23(土) 会場:大阪 心斎橋 アメリカ村BEYOND 時間:17:30開場 18:00開演

11/29(金) 会場:川崎 セルビアンナイト 時間:18:00開場 18:30開演

11/30(土) 会場:柏 PALOOZA 時間:17:30開場 18:00開演

  チケット情報:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b1944926

         https://eplus.jp/sf/word/0000114134

         https://l-tike.com/search/?keyword=cynhn

CYNHNにとって初めてのツアーライブです。

地方にお住まいの方もお近くの会場があればぜひ足を運んでみましょう。

もっと遠いよって方は頑張って一番近い会場へ

CYNHNと一緒に遠征をしてみてもいいかもせれません。東京より近ければアド!

 

その他詳しい情報はCYNHNの公式HPをご参照ください。

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